1963-06-20 第43回国会 衆議院 法務委員会 第25号
青木社長は、銀座の武井組という暴力団からぐれん隊風の男数十名を臨時守衛という名目で雇い入れ、連日労働者に対してなぐる、けるの暴行を働き、いまなお多数の負傷者を出しています。これらの暴力団は寮にまで入り込み、労働者の家族にまで髪を引つぱったり、首を締めたり暴行を働いています。これに対して警察は、目の前で労働者が暴行を加えられているのに、労働者が血を流すまでは見て見ぬふりをしています。
青木社長は、銀座の武井組という暴力団からぐれん隊風の男数十名を臨時守衛という名目で雇い入れ、連日労働者に対してなぐる、けるの暴行を働き、いまなお多数の負傷者を出しています。これらの暴力団は寮にまで入り込み、労働者の家族にまで髪を引つぱったり、首を締めたり暴行を働いています。これに対して警察は、目の前で労働者が暴行を加えられているのに、労働者が血を流すまでは見て見ぬふりをしています。
それが車の出し入れを妨げる、そうすると臨時守衛が飛び出してきて、ピケ隊に突っかかってくるというようなことにおけるトラブルもございます。またお話がございましたように、寮に入っておりまして、その寮の中でのごたごたもあったようでございます。
そういう臨時守衛がかりにピケの中におどりかかってくるというような御設例のようでございます。そういう際には、もちろん飛びかかってくる臨時守衛を制止する、これは当然のことでございます。これは要するに正当な平和的説得をする場合のピケというものを暴力によって突破しようといいますか、それをこわそうというのでございますから、それは臨時守衛側を制止する、これは当然のことであります。
○稲葉誠一君 臨時守衛ともみ合ったら頭をぶつけられた。たまたま頭がぶつかったというのですか。臨時守衛のほうで故意に頭をぶつけたのじゃないのですか。
○政府委員(三輪良雄君) 私先ほどまで承知をいたしておりましたのは、現在おります臨時守衛というものについて聞いたのでございますが、ちょっと訂正をいたします。昨年の十月三十一日の事柄で、そのときにも臨時守衛数名というものがおったようでございます。これはしかし今のとは全然違って、その後一度臨時守衛をやめたというふうに聞いております。
○島上委員 この臨時守衛を連れて参りましたのは、まだ争議に入っていない時ですね。いわば平常な状態、若干ざわついておったかもしれませんが、平常の状態のときであった。そのとき組合長に対して、さっき私が読み上げたように、組合をやめなければ暴力団を連れてくるぞ、おれはこういう団体、こういう団体、あらゆる方面を知っておるのだこう言われたそうです。
○島上委員 今言われたような事件があったそうでありますが、これは会社が雇った臨時守衛で、社長みずからが、暴力団を連れてくるぞといって連れてきた臨時守衛でありますが、組合員の方は何ら手を出すようなことをしないで、されるがままにしておった。
○横錢委員 それでは伺いますが、臨時守衛の募集をされて入れられておるようでありますが、臨時守衛は、どのようなところから入れられたのか。臨時守衛をやっておる者についての前歴とか人数とか給与とか、その期間とかいうような点については、どういうような約束で入れられておりますか。